横浜F・マリノスの経営に携わるシティグループ 「今年はインドに投資するつもり」

インド進出計画を明かしたフェラン・ソリアーノ氏 photo/Getty Images

インドで8番目のパートナーを模索か

シティ・フットボール・グループ(CFG)は新たにインドのクラブ買収に興味を持っているようだ。CFGはプレミアリーグのマンチェスター・シティを筆頭に、MLSのニューヨーク・シティやオーストラリアAリーグのメルボルン・シティなどを傘下に置き、Jリーグの横浜F・マリノスに少数株主として経営参画しているため日本での知名度も高い。

マレーシア紙『New Straits Times』は、CFGの最高経営責任者であるフェラン・ソリアーノ氏のコメントを紹介している。ソリアーノ氏は「私たちは2年近くインドを見てきました。今年はインドに投資するつもりです。我々は中国だけでなく、インドのようにサッカーに対する本物の情熱や機会があるいくつかの国や市場に興味を持っています。5年後かそれ以上かかるかはわかりませんが、グループにはさらに2、3のチームが加わるかもしれません」と述べている。また同紙では、CFGが買収するかもしれないインドのクラブについても言及しており、ソリアーノ氏が昨年からムンバイ・シティと連絡を取り合っていると伝えている。ほかにも、ジャムシェードプルやケーララ・ブラスターズの名前も挙がっているが、3クラブともこの議題についてコメントを拒否したようだ。

ソリアーノ氏のコメントを見る限り、インドへの投資はほぼ行われるとみて間違いないだろう。現在CFGは世界各地の7クラブの経営に携わっている。冒頭に紹介した以外では、リーガ・エスパニョーラのジローナで共同経営者となっており、先月には中国3部の四川九牛FCを買収した。同グループは設立から5年しか経っておらず、驚異的なスピードで世界各地に影響力を拡大していると言っていい。はたして、次に彼らとパートーナーシップを結ぶ8番目のクラブはどこになるのだろうか。

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