完敗のバルセロナ戦でトップ評価
指揮官がサンティアゴ・ソラーリに代わってからはレアル・マドリードでいくつかの変化が起きているが、中でもインパクトが大きかったのは不動の左サイドバックだったマルセロに手をつけたことだ。
ソラーリは守備に難のあるマルセロを思い切って外し、22歳のセルヒオ・レギロンを先発に回す判断を下した。レギロンはマルセロに比べて守備が良いと評価され、守備を重視するならレギロンのスタメンで間違っていないと言われてきた。しかし、優れているポイントは守備だけではない。
レアルは27日にスペイン国王杯・準決勝2ndレグでバルセロナに0-3の完敗を喫したが、スペイン『MARCA』はレアルの中でレギロンに最高評価をつけている。しかも称賛したのは攻撃力の部分だ。
同メディアはレギロンがバルセロナにとって攻撃面で最大の脅威になっていたと伝えており、レギロンは攻撃の部分でも評価を高めつつある。マルセロほど派手なドリブルやサイドチェンジを披露することはないが、縦へのスピードもあってタッチも正確だ。
また今回の評価ではFWヴィニシウス・ジュニオールが2番目に高く評価されており、レギロンとのフレッシュな左サイドコンビがレアル最大の売りになりつつある。まさかこれほど若い左サイドがレアルの中心になると開幕前に予想していた者はいないだろう。
重要なゲームでレギロンが優先的に先発するケースは続いており、マルセロの存在感はどんどん薄くなっている。レギロンが攻撃面でも評価を上げてくればマルセロが挽回するのは難しいか。