マルセロがレアルで控え要員に? “22歳DF”の突き上げが凄い

マルセロからレギュラーの座を奪いつつあるレギロン photo/Getty Images

直近の国内リーグ2試合連続で先発

昨夏にレアル・マドリードのトップチームに名を連ねたDFセルヒオ・レギロン(22歳)。直近のリーガ・エスパニョーラ2試合連続で先発入りを果たすなど、長きにわたり同クラブ不動の左サイドバックとして君臨してきたマルセロからレギュラーの座を奪いつつある。

スポーツデータサイト『whoscored.com』によると、レギロンは19日に行われた国内リーグのセビージャ戦で、両軍の選手中3番目に多いキーパス(2本/味方のシュートに繋がったパス)や、2番目に多いロングパス成功数(6本)を記録。果敢なオーバーラップで左サイドの攻撃に厚みをもたらすと、78分には敵陣バイタルエリアへ正確な横パスを供給し、MFカゼミロのミドルシュートによるゴールを演出した。

また、レギロンの好調ぶりは守備面のスタッツにも表れている。データサイト『Sofa Score』の統計に目をむけると、今季の国内リーグにおけるインターセプト数はレギロンとマルセロ共に10回。レギロンのほうがマルセロよりリーグ戦への出場が少ないことをふまえると(レギロン6試合、マルセロ11試合)、サンティアゴ・ソラーリ監督がこの若手DFを抜擢したのも合点がいく。
攻撃面ではレギロンと互角かそれ以上の働きぶりを見せているマルセロだが、相手のカウンターに晒された際の帰陣が遅いなど、かねてより守備面の課題を指摘されている。レギロンがセビージャとの上位対決で結果を残したことで、マルセロのクラブ内における地位も安泰ではなくなった。今後も同クラブの熾烈なレギュラー争いに注目したいところだ。



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