モウリーニョの堅守は何処へやら…… マンU、今季失点数が悲惨なことに 

好調なリヴァプールに完敗したマンU photo/Getty Images

早くも昨季の失点数を上回る

今季、プレミアリーグで苦戦を強いられているマンチェスター・ユナイテッドだが、中でも守備が悲惨なことになっている。先制点を奪われるシーンなどが目立つが、それがデータにも表れている。

16日に行われたプレミアリーグ第17節で、首位を走るリヴァプールの本拠地へ乗り込んマンU。前半を1-1で折り返したが、後半半ばからピッチに立ったジェルダン・シャキリに2ゴールを許し、3-1で敗戦を喫した。ただ、データを見ると、スコア以上の完敗となっている。

データサイト『WhoScored.com』によると、マンUのシュート数は6本に対し、リヴァプールはその6倍となる36本のシュートを放った。そして、リヴァプールが90分間通して80パーセント以上のパス成功率を誇っているが、マンUはわずか65パーセントにとどまっている。さらに、リヴァプールに65パーセント近くボールを支配され、CKも13本与えてしまったという。
リヴァプール戦で3失点したことで、マンUの今季リーグ戦失点数が「29」に。2位フィニッシュした昨季の失点数「28」を、まだシーズンの折り返し地点に到達していない第17節終了時点で上回ってしまった。なお、現在プレミアリーグで6位となっているマンUだが、失点数はプレミアリーグの中で下から5番目の数字となっている。

試合後、インタビューに応じたモウリーニョ監督は「タイトルを獲れるかって? もちろん、無理だと思うよ。ただ、まだ(CL圏内となる)4位以内のフィニッシュは可能だ。簡単ではないだろうが、我々は確実にトップ6では終えることができる」とコメント。英『BBC』など複数のメディアが伝えた。

これまで堅守で数々のタイトルを勝ち獲ってきたモウリーニョ監督だが、マンUが上位フィニッシュするためには守備面の改善は急務だ。今夏の移籍市場で思うような選手を獲得できなかっただけに、今冬の補強に注目が集まる。

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