エジルはアーセナルでポジション失った? 2018年は天才司令塔が大苦戦

アーセナルのエジル photo/Getty Images

独メディアは危険だと取り上げる

アーセナルMFメスト・エジルにとって、2018年はあまり気持ちのいい1年ではなかっただろう。ドイツ代表の一員として臨んだロシアワールドカップではグループステージ敗退の屈辱を味わい、エジルのパフォーマンスも評価されなかった。さらには人種差別問題などのトラブルもあって代表引退を表明。今年のエジルは何かと苦しい話題が多かった。

ただ、その悪い流れはまだ終わっていない。そう主張しているのは独『DW』だ。「エジルのホラーな1年はまだ続いている」と同メディアは伝えているが、今エジルはアーセナルでポジションを失いつつある。

最近は背中の痛みを抱えていたために欠場しているが、エジルが不在でもアーセナルはしっかりと結果を出せている。トッテナムとのノース・ロンドン・ダービーにも勝利し、マンチェスター・ユナイテッド相手にも2-2と負けなかった。以前はアレクシス・サンチェスとエジルが2枚看板になっていた時もあったが、今は状況が異なる。
指揮官ウナイ・エメリはインテンシティーの問題を理由に11月24日のボーンマス戦でエジルを起用しなかった。同メディアはこれも危険な兆候と見ており、エジルの立ち位置は怪しいものとなってきている。すでにインテル移籍の話題も出ており、もはやアーセナルにとって絶対的な存在ではないのだろう。

今季のアーセナルはエジル出場時の成績が7勝3分2敗、不在時は8勝1分で負けがない。得点率も出場時は2.1点だが、不在時は2.6点と上がっている。もっともエジル出場時の2敗は開幕直後にマンチェスター・シティとチェルシー相手に喫したもので、やや不運ではある。しかしエジル不在でも結果を出せていることは確かで、エジルは改めて自身の価値を示さなければポジションを失ってしまうだろう。

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