クリスティアーノ・ロナウドが去り、フレン・ロペテギも成績不振で解任。いったい今季のレアル・マドリードはどうなってしまうのかと感じていたサポーターも多いだろう。しかし、指揮官がサンティアゴ・ソラーリに代わったことで少し希望が見えてきているのではないか。
スペイン『MARCA』は、希望が持てる4つの理由を紹介。全く絶望する必要がないことをアピールしている。
1.バックアッパー陣の活躍
ソラーリは若手にも積極的にチャンスを与えており、開幕当初より層が厚くなった感覚がある。ブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオール、21歳のDFハビ・サンチェス、そして最大の収穫となったのが23歳のMFマルコス・ジョレンテだ。これまでのレアルにはアンカーを務めるカゼミロの代役がいなかったが、ジョレンテがこの短期間でブレイク。同メディアもローマ、バレンシア相手のパフォーマンスを絶賛している。
バックアッパーにもチャンスを与えることで、シーズン終盤へ向けてターンオーバーをおこなっていくことも可能になるだろう。成績が上がらないと言われた中で若手にチャンスを与えたのは大きい。
2.得点力不足が解消
ロペテギが指揮していたレアルはポゼッション率が高いだけで得点が決まらないと指摘されていたが、ソラーリ就任後は効果的に得点を奪えている。セルタには4-2、ローマとバレンシアには2-0、格下ではあるがスペイン国王杯ではメリリャ相手に6-1の快勝を収めた。
しかもソラーリ就任後は13選手が得点を記録しており、特定の誰かに依存していないことも同メディアが高く評価している理由だ。
3.守備の改善
エイバルには0-3と手痛くやられてしまったが、ローマとバレンシアに2-0で勝利したようにクリーンシートも達成している。バジャドリード(2-0)、プルゼニ(5-0)にも完封勝利しており、崩壊していた守備にも希望が見えてきている。
4.まだ全てのタイトルに挑戦可能
開幕から調子が上がらなかったとはいえ、レアルはまだ全てのコンペティションで生き残っている。チャンピオンズリーグではグループステージを無事に突破し、スペイン国王杯も続いている。リーグ戦の方もすでに5敗しているが、今季はこれまでと状況が異なる。首位バルセロナとも勝ち点差は5しか開いていないため、まだまだ挽回可能だ。
同メディアはまだまだ大成功のシーズンにすることはできると楽観視しており、確かにネガティブになりすぎる必要もないだろう。ひとまず指揮官交代で流れは良くなっているため、チャンピオンズリーグ4連覇を含め希望はまだまだ広がっている。