スアレス、カバーニを超える!? ブレイクするウルグアイ”第3の点取り屋”

ウルグアイ代表のストゥアーニ photo/Getty Images

遅咲きの30代FWがリーガで大暴れ

現在ウルグアイを代表するストライカーといえば誰もがルイス・スアレスとエディンソン・カバーニの名前を挙げるだろうが、この2年ほどで急激に評価を上げている第3のストライカーがいる。スペインのジローナでプレイする32歳のFWクリスティアン・ストゥアーニだ。

昨季ジローナに加入したストゥアーニは、当初それほど注目されていた選手ではなかった。なぜなら2016-17シーズンは所属していたイングランドのミドルズブラで4得点しか挙げていなかったからだ。ジローナのサポーターも実力を疑っていただろうが、ストゥアーニは最初のシーズンとなった2017-18シーズンにリーグ戦で21得点を記録するサプライズを起こした。

さらに凄いのは今季も勢いが衰えていないことで、第14節終了時点ではリーグトップとなる11得点を記録している。バルセロナのスアレス、パリ・サンジェルマンのカバーニを上回っているのだ。
米『Bleacher Report』がストゥアーニを特集しているが、最近はサポーターたちが「スアレスでもない、カバーニでもない、ストゥアーニだ!」と叫んでいるというのだ。昨季より1部に昇格したジローナのサポーターにとってストゥアーニは希望なのだ。

以前ストゥアーニはエスパニョールでプレイした経験があるが、エスパニョールのOBであるジョアン・ゴロバート氏はストゥアーニのメンタル面を絶賛している。特別な技術はないが、ストライカーらしい気迫を備えているのだ。

「彼は自分の可能性を信じている男だ。ゲームの大部分で消えていても、チャンスがくると理解している。彼は直感力があって、良い判断を下す。足下の技術が優れていたり、1対1に強いわけでもない。彼は抜け目のない頭の回転が速い選手なのさ。そして彼は諦めることがない。試合開始からアディショナルタイムの最後までゴールを求めている。こうした恐れることのない選手と対戦するのは大変だよ」

スアレス、カバーニ、それに続く第3のストライカーであるストゥアーニは年齢的にかなり遅咲きな選手と言えよう。しかし今季は85分に1点のペースでネットを揺らしており、この2人にも負けない得点力を持つ点取り屋へと成長を遂げている。

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