ランパードのサッカー人生を変えた恩師とは モウリーニョではなく……

現役時代のランパード。チェルシー にとって必要不可欠な選手だった photo/Getty Images

チェルシーへ連れてきてくれたラニエリ

チェルシーなどで活躍した元イングランド代表MFフランク・ランパード(現ダービー・カウンティ監督)が、自身のサッカー人生における転換期について語った。

現在40歳のランパードは、1995年に当時17歳ながらウェストハムでプロとしてのキャリアをスタート。スウォンジーへのレンタル移籍(1995-96シーズン)などを経て徐々に出場機会を増やすと、1997-98シーズンからレギュラーに定着し、1998-99シーズンはプレミアリーグ全38試合出場を達成した(5ゴール7アシスト)。

翌シーズン以降もチームの主力としてコンスタントに結果を残すと、そんな若き逸材に目をつけたチェルシーが2001年夏に獲得した。チェルシーでは13年間にわたって活躍し、公式戦600試合以上に出場。欧州制覇や3度のリーグ優勝など、数々のタイトルをチームにもたらしている。また、MFながら何度かチーム内得点王に輝くなど攻守において存在感を発揮しており、クラブレコードとなる通算211ゴールを記録した。その後、マンチェスター・シティやMLSに所属するニューヨーク・シティでプレイし、2017年2月に自身のキャリアに終止符を打った。
そんなランパードが英『sky sports』のインタビューに応じた際、次のようなコメントを残している。

「私はクラウディオ・ラニエリの大ファンだ。彼を愛しているよ。彼は私のキャリアを変えた。まだ22歳と若かった僕を、ウェストハムからチェルシーへ連れてきてくれたんだ。あの頃にチェルシーの一員になれたことが、私の刺激になったのは明白だね。彼は偉大な人物であり、偉大な監督だよ」

チェルシーの黄金期を築いたジョゼ・モウリーニョや様々なビッグクラブを歴任してきたカルロ・アンチェロッティ、イングランド代表を率いたファビオ・カペッロなど、いくつもの名将のもとでプレイしてきたランパード。ただ、彼が最も尊敬してやまないのはラニエリのようだ。いつの日か、恩師ラニエリが率いるチームと教え子ランパードが率いるチームの対戦も見てみたいものだが、はたして。

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