フランクフルトは堅守だけじゃない! 『マジカル・トライアングル』の脅威

猛攻撃仕掛けるフランクフルト photo/Getty Images

他を圧倒する破壊力

フランクフルトでマジカル・トライアングルと聞くと、長谷部誠を中心とした守備陣のことをイメージするかもしれない。堅守こそ昨季までのフランクフルトの象徴だったからだ。

しかし、今回ブンデスリーガ公式が「マジカル・トライアングル」と称したのは守備陣のことではない。強烈な破壊力を持つ前線ユニットのことを指している。25歳FWアンテ・レビッチ、24歳FWセバスティアン・ハラー、20歳FWルカ・ヨビッチの3人で構成される前線のことだ。

今季もフランクフルトの守備は安定しているが、それ以上に攻撃力が目立つ。ルカ・ヨビッチはここまでリーグ戦で9得点を記録して得点ランク首位に立っており、ハラーが8得点でそれに続く。レビッチも4得点だ。ここまでフランクフルトはリーグ戦でボルシアMGと並んでリーグ2位となる26得点を記録しているが、この3人だけで21点奪っているのだ。
しかもヨビッチとレビッチはアシストも2つ、ハラーは5アシストを決めており、この3人が全く関与しなかったゴールは2点しかない。特定の選手に頼りすぎるのは悪い部分もあるが、この結果を見ればこの3人に頼るしかないだろう。

昨季のフランクフルトは8位でフィニッシュし、総得点は45点だった。上位を目指すならもう少し得点数が欲しいところで、60点ほど取れればトップ4入りも夢ではなくなってくる。すでに今季は11試合終了時点で昨季の半分以上となる得点を記録しているが、この勢いはどこまで続くのか。もう耐え忍ぶだけのフランクフルトではない。

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