バルサの期待若手CB、過去にユーヴェ移籍の可能性があった

今季からバルセロナでプレイするラングレ photo/Getty Images

当時、オファーを蹴って正解か

今季からバルセロナでプレイする期待の若手DFクレマン・ラングレは、かつてユヴェントス移籍の可能性があったようだ。

現在23歳のラングレはナンシー(フランス)の下部組織出身で、2013年に18歳でプロデビューを果たすと、2014-15シーズンの後半戦からレギュラーに定着。翌2015-16シーズンにはリーグ・ドゥ34試合に出場し、リーグ・アン昇格に大きく貢献した。2017年1月からは戦いの舞台をスペインへ移し、セビージャへ移籍。加入初年度からチームの主力として活躍し、昨季もリーグ戦35試合に出場していた。

そして今夏、この若き逸材に目をつけたバルセロナが、3590万ユーロ(約47億円)の移籍金を払って獲得。ラングレの契約解除金を3億ユーロ(約390億円)に設定していることからも、同選手への大きな期待がうかがえる。その期待に応えるかのようにラングレは負傷離脱を余儀なくされた主力CBの穴を埋め、現在リーグ戦で4試合連続フル出場中。10月18日に行われた自身初のエル・クラシコでも堂々たるプレイを披露していた。
そんなラングレがインタビューに応じた際、「僕はナンシーでプレイしていたころ、ユヴェントスが契約を結ぶために接触してきた」と告白した上で「僕はフランスの2部リーグで、たった3ヶ月プレイしただけ。まだ当時は18歳だったし、プロサッカー選手になって数ヶ月経っただけだったのにだ」と明かした。伊『calciomercato.com』などが伝えている。

ただ、ラングレはイタリアの名門クラブからのオファーに対して、首を縦に振ることはなかった。当時のことを「あのころユヴェントスへ行っていたら、僕にプレイする機会はなかっただろうし、成長することもできなかっただろう。クラブを離れる良い機会ではなかったんだ」と振り返りつつ「でも今は、あの決断に非常に満足しているよ。なぜなら、こうして異なるビッグクラブに加わることができたんだからね」と述べている。

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