中村憲剛、鹿島戦のドローに手応え「今までのフロンターレだったら……」

鹿島戦でフル出場を果たした中村憲剛 photo/Getty Images

タフなチームに成長

川崎フロンターレは7日、明治安田生命J1リーグ第29節で鹿島アントラーズと対戦し、スコアレスドローで試合終了のホイッスルを迎えた。この敵地での上位対決で勝ち点を手にしたことで、MF中村憲剛は連覇へ向けて手応えを感じているのかもしれない。

この一戦でフル出場を果たした中村憲剛は、試合後のインタビューに応じ、「昨日広島が負けたので、自分たちが勝点を積み重ねて帰る。そういう強い気持ちを持っていた」と明かした上で「前半にPKがあったり、退場者が出たり、今までのフロンターレだったら、最後のセットプレイが続いたときに隙を見せてやられて勝点3を持って行かれる。そういう歴史があった。そこで集中して最後に勝点3をやらない。状況の変化とともに、自分たちのやるべきことをやれた」と試合を振り返っている。クラブの公式サイトが伝えた。

さらに「最後、声を掛け合って、球際のところもそうだが、相手に勝点3を与えないで、こっちが勝点1を積み上げる。そこのタフさはチームにある。もちろん、ベストは勝点3だけど、悪くない」と述べつつ、今後への意気込みを「残り5試合で優勝争いもあるが、自分たちのプレイにフォーカスしてトレーニングするべきだし、それをやりきった先に勝点3が見えてくると思っている」と語った。
これまでシルバーコレクターと言われてきた川崎だが、昨季の優勝で勝者のメンタリティや王者としての粘り強さが備わったのかもしれない。はたして、川崎はこのまま逃げ切り、連覇を成し遂げることができるのか。

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