身体能力はサッカー界No.1クラスなのに? 「彼をマークするのは簡単」

マンUのルカク photo/Getty Images

マンUのエースに厳しい視線

2日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でバレンシアと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは、得点を奪えずスコアレスドローに終わった。このゲームでクラブOBのリオ・ファーディナンド氏とポール・スコールズ氏が揃って批判したのはFWロメル・ルカクだ。

ルカクの厄介さは誰もが知るところで、センターバックとしては対戦したくない相手だろう。しかし英『BT Sport』によると、OB2人はルカクが自身の特性を活かしきれていないと指摘。ボールをもらう際の動き出しなど、もう少し工夫が欲しいようだ。

ファーディナンド氏は、「ルカクは簡単にマークできる。彼は動かない。彼はDFに考えさせる必要がある。最終ラインの背後に動き、DFのポジションや目先を変えないと」とコメント。
スコールズ氏も続き、「彼らのような選手が自身の特性を理解しているとは思えないね。彼のサイズ、スピードを見てみろよ。リオが言ったように、彼は動かない。対戦相手としては簡単だ。我々でも今夜は彼相手にセンターバックができたね」と語っており、自身の特性を最大限活かすよう動き出しの質と頻度を修正してほしいようだ。

ルカクの高さ、パワーは現サッカー界でも屈指のものがあり、加えて大型FWには似合わぬスピードがある。身体能力に文句のつけようはないのだが、今ひとつワールドクラスのストライカーになりきれていないところがあるのも事実だ。チームスタイルも関係しているのだろうが、今の成績はルカクの能力を考えれば納得できないものだろう。

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