新エースの活かし方、ミュラーの再爆発 ドイツ代表が復活のためにやるべき『4つ』のこと

再出発するドイツ代表 photo/Getty Images

独メディアが提示

ロシアワールドカップでグループステージ敗退の屈辱を味わったドイツ代表は、復活をかけた新たな戦いに挑んでいくことになる。そこで何が必要となってくるのか。独『DW』が新生ドイツに求められることをいくつかリストアップしている。

1.ティモ・ヴェルナーの活かし方

まずはこれだ。ヴェルナーはライプツィヒで活躍する若きストライカーで、ようやくドイツに頼れるセンターフォワードが現れたと昨年のコンフェデレーションズカップでの活躍から期待が高まっていたのだ。しかし、ワールドカップでは得点量産といかなかった。同メディアはドイツ代表のポゼッションスタイルよりも、カウンターアタックの方がヴェルナーの強みを活かせると主張している。今のスタイルのまま1トップに配置しても、大爆発とはいかないかもしれない。
2.スピードの追加

ロシア大会で欠けていたのは、敵陣を個の力で切り裂くスピードを持ったアタッカーだ。マンチェスター・シティで活躍するFWレロイ・サネをワールドカップメンバーには含めなかったため、ドイツのアタッカー陣はテクニシャンばかりが集まって縦へのスピードに欠けた。サネだけでなく、相手に引かれた際に強引に切り崩すスピードを持つ選手があと1、2枚は欲しい。

3.トーマス・ミュラーの再爆発

ロシア大会ではやや元気がなかったが、ミュラーは近年ドイツで誰よりも重要な得点を決めてきた選手だ。2010南アフリカ大会、2014ブラジル大会の2大会だけで計10得点を挙げている点取り屋で、同メディアはベテランになってもミュラーの爆発がドイツ再興に欠かせないと見ている。右サイド、それともトップ下の位置なのか。ミュラーの得点力を最大限活かすことも求められているミッションだ。

4.全体的な世代交代

最後は当たり前のミッションだが、世代交代だ。メスト・エジル、マリオ・ゴメスと代表チームを離れた者もおり、今回ヨアヒム・レーヴはカイ・ハヴェルツやティロ・ケーラーなど若手を呼んでいる。ここからスムーズに世代交代を進行していくことがレーヴには求められており、これまで共に成功を収めてきたベテラン陣を適切なタイミングで切り捨てる思い切りの良さが求められる。


とはいえドイツは若い世代が育っていないわけではない。ロシア大会では失敗したものの、EURO2020や2022ワールドカップでも優勝候補の一角に挙げられてくるはずだ。バランスさえ取り戻せば実力は確かなだけに、近いうちに華麗なる復活を印象付けてほしいところだ。

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