アンダー世代の怪物たちがズラリ タレント発掘屋チェルシーがチャンスを与えるべき4人の”17歳”

期待されるリダン photo/Getty Images

優れた若手にトップチームでチャンスを

チェルシーの下部組織は非常に優れたタレントを輩出していることで有名だが、それをトップチームで活かせていない残念なところがある。イングランドA代表にも選ばれたルーベン・ロフタス・チークや、ナサニエル・チャロバー、ドミニク・ソランケなど優れた選手たちが出場機会を求めて他クラブへ移籍してしまう状況が続いている。

ロフタス・チークなどの実力を見れば、チェルシーはもう少し積極的にチャンスを与えるべきだろう。今夏のプレシーズンでも下部組織の選手をチェックすべきだ。そこで英『Football London』は、今夏のプレシーズンで注目したい4選手をピックアップ。トップチームとトレーニングさせて成長を促したい10代のタレントを特集している。

1.カラム・ハドソン・オドイ(17歳/MF)
2017-18シーズンに下のカテゴリーで17得点6アシストの数字を記録しているオドイは、指揮官アントニオ・コンテにも実力を認められて何度かトップチームの試合でベンチ入りを果たしている。昨年のU-17ワールドカップでもイングランド代表の一員として優勝に貢献しており、トップチームで本格的にチャンスを与えてもいい時期にあると同メディアは見ているようだ。

2.ビリー・ギルモア(17歳/MF)

昨年の夏にスコットランドのレンジャーズの下部組織からチェルシーへやってきたのがギルモアだ。セントラルMFとしてプレイするギルモアを同メディアは高いテクニックがあると評価しており、すでにU-21スコットランド代表に選ばれている。今年のトゥーロン国際大会でU-21スコットランド代表は準決勝まで進出したが、最年少選手の1人として出場した2001年生まれのギルモアは得点を決める活躍まで見せている。

3.イーサン・アンパドゥ(17歳/DF)

アンパドゥに関しては説明不要だろう。2017-18シーズンもコンテから高く評価され、すでにトップチームで何度か出場機会を得ている。ウェールズ代表でもデビューを果たしており、新シーズンは定位置確保を目標にしてもいいくらいだ。

4.ディショーン・リダン(17歳/FW)

オランダ復活へ大きな期待を背負っているのがリダンだ。アヤックスからチェルシーの下部組織に入ったリダンはU-17オランダ代表の主将を務め、今年5月にはU-17欧州選手権でイタリア代表を破って優勝。リダンはこれに大きく貢献している。チェルシーでも2017-18シーズンはU-18プレミアリーグやFAユースカップなど計28試合に出場して19得点4アシストと暴れている。チェルシーで前線のポジションを確保するのは簡単ではないが、ポテンシャルはかなりのものを備えている。


この中から近いうちにブレイクを果たす者が現れるかもしれない。17歳は年齢的に4年後のワールドカップを目指すことも可能だ。チェルシーはこれ以上有望な選手を逃したくないところで、プレシーズンではチャンスを与えてみるのもいいだろう。

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