代表には呼ばれたり呼ばれなかったり…… やや遅咲きの乾の衝撃に仏メディアも驚き

ロシアW杯でブレイクする乾 photo/Getty Images

代表キャリアには波

ロシアワールドカップで日本代表に欠かせぬ戦力となっているFW乾貴士に世界は驚いているのではないだろうか。能力の高さはコロンビア代表戦、セネガル代表戦で十分に証明したが、乾はこれまで日本代表で継続的にプレイしてきたわけではない。香川真司や本田圭佑など世界的に名前の知られた選手たちに比べると、乾のことを今大会で初めて知ったという世界のサッカーファンは少なくないはず。

仏『EuroSport』も驚きの1つとして乾を特集しているが、「代表キャリアには波があった」と伝えている。乾は2009年のイエメン代表戦で代表デビューを果たしているが、それ以降も呼ばれたり呼ばれなかったりの繰り返しだった。日本を代表するドリブラーと常に一定の評価は受けていたものの、2010年も2014年もワールドカップメンバーには入っていない。30歳で初ワールドカップということを考えると、代表では遅咲きだ。

日本代表のユニフォームに身を包んで輝きを放つのは少々遅くなってしまったが、乾はロシアの地で自身の能力を存分に発揮している。来季からはレアル・ベティスでプレイすることになっているが、同メディアはすでにベティス側が乾の到着を待ち切れないでいるだろうと伝えている。
「ベティス側は喜んでいるだろう。まだ緑と白のユニフォームを着たわけではないが、彼らの新戦力はすでに輝いている。ワールドカップのスタート以降彼は最高の日本人選手の1人であり、特にセネガル戦では印象的だった。ポーランド戦でも重要な戦力の1人となるだろう」

個で勝負できる数少ない日本人選手の1人。セレッソ大阪でプレイしていた頃より高く評価されてきた乾の才能がついに代表の舞台で爆発した。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ