ロシアは”史上最悪のホスト国”なのでは? 弱すぎる代表チームに不安も

なかなか結果出ないロシア代表 photo/Getty Images

南アフリカに続くグループを突破できないホスト国となるか

今回のワールドカップに開催国として臨むロシア代表はこのままで大丈夫なのだろうか。ロシアでは迫るワールドカップ開幕へ期待が高まっていることだろうが、チーム状態はあまり良いとは言えない。3月には親善試合でブラジル代表に0-3、フランス代表に1-3と完敗。先日行われたオーストリア代表とのゲームも0-1で敗れている。昨年のコンフェデレーションズ杯ではニュージーランド代表にこそ勝利したが、ポルトガル代表とメキシコ代表にはあっさりと敗れている。

そんなロシアに独『DW』は、「史上最悪のホスト国では?」と取り上げている。ロシアは開催国なのでグループAに入っており、開幕戦でサウジアラビア代表と、その後エジプト代表、ウルグアイ代表と戦っていく予定になっている。優勝候補と呼ばれる国が存在しないグループだが、今のロシアがこのグループを突破するのは簡単ではないだろう。1歩間違えれば今大会最弱候補の1つサウジアラビア相手に勝ち点3を獲得出来ない可能性も十分に考えられる。

同メディアはロシアの陣容はベテランがほとんどで若い才能が育っていないと指摘しており、グループリーグの3試合だけでロシアの戦いが終わったとしても誰1人驚かないだろうと伝えている。ホスト国が決勝トーナメントに出場できないケースは2010年大会の南アフリカ代表が初だった。その南アフリカも内部でゴタゴタしていたフランスを撃破して勝ち点4は稼いでいる。ロシアがこの南アフリカより勝ち点を稼ぐことができなければ、史上最悪のホスト国との評価も間違いではなくなってしまう。ロシアは開催国という圧倒的なアドバンテージを活かしてグループを突破できるのか、絶対に落とせないサウジアラビア戦では大きなプレッシャーがかかることになりそうだ。

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