指揮官に一切の油断はない
サンフレッチェ広島の快進撃が止まらない。明治安田生命J1リーグ第7節を終了した時点で6勝1敗と、開幕戦から無敗をキープし、クラブ記録を樹立した。
11日に行われた第7節で、横浜F・マリノスをホームへ迎え入れた広島。先制点を許し前半を1点ビハインドで折り返したが、後半に3点を奪い返し3-1で勝利した。この結果、2位仙台との勝ち点差を「5」まで広げ、早くも首位独走態勢に入っている。
試合後、インタビューに応じた広島の城福浩監督は「連戦が始まったばかりで、ゲガ人以外の全員が(今日の試合に出場する)対象選手という状況で、今日のメンバー選考はかなり難しかった。絶対に勝ちたかったし、全員が刺激しあっているという証拠が欲しかった」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。
そして、試合を「前半の内容は反省しなければいけない。ただ、選手たちはしっかりと修正してピッチで具現化し、よく走っていた。前半の途中から、後半のように修正できていればもっとよかったが、ホームでサポーターと喜び合うことができてよかった。1点を取られたが、アクシデントも含めてどんな形でもそういった状況になることはある。ただ、そこからリセットして、追加点を取られなかったことが逆転できた要因だと思う」と振り返った。
クラブ記録について「初めて知った。光栄に思う。選手、スタッフ、クラブ、サポーターが一丸となって戦ってきた結果」と述べつつも、指揮官に一切の油断はない。「ただ、まだ何も勝ち取っていないし、約束されたものもない。記録はうれしいが、しっかりと次に向かっていきたい」と語っている。