「得点を決めれば雰囲気は変わるぞ」 マンCに押し込まれたハーフタイム、クロップがかけた言葉

リヴァプールを率いるクロップ photo/Getty Images

守り切るより攻撃的に

マンチェスター・シティ相手に3点のリードを持って10日のチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグに臨んだリヴァプールは、開始2分でガブリエウ・ジェズスに得点を許してしまう最悪のスタートを切った。逆転へ4点が必要なマンCは早い時間帯に先制点を奪う必要があり、リヴァプールはその思惑通りにあっさりと点を与えてしまったのだ。

この一撃でスタジアムの空気は変わったが、リヴァプールを指揮するユルゲン・クロップは0-1で折り返したハーフタイムに選手たちのモチベーションを高めるアドバイスを送っていたようだ。

英『BT Sport』によると、クロップは「我々が得点を決めれば雰囲気は変わるぞ。これは間違いないとハーフタイムに伝えたよ。シティのスタメンを見ると、彼らは全てのリスクをかけてきていた。我々にはいつだってチャンスがあったんだ。0-3でハーフタイムを迎えればナーバスになるだろうが、我々にはまだチャンスがあったからね」と振り返っている。
結果的に後半に入ってFWモハメド・サラーが得点を決め、スタジアムの雰囲気は変わった。マンCの選手たちにもどこか逆転を諦めたような空気があり、やや気持ちが切れてしまったように見えた。クロップの言葉が1点さえ奪えば流れを変えられると選手たちに前へ進む勇気を与えたのだろう。ここでリードを守り切ろうとしないところがクロップ流だ。

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