柏、ACLグループステージ敗退が決定 全北現代戦で痛感した決定力の差

試合に敗れ、肩を落とす柏の選手たち photo/Getty Images

初戦からの小さなミスの積み重ねがGL敗退に

柏レイソルは4日、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第5節で全北現代(韓国)をホームへ迎え入れ、0-2で敗戦。他会場で行われた傑志(香港)と天津権健(中国)の試合で、グループ2位の天津権健が1-0で勝利したため、柏のグループステージ敗退が決まった。

試合後、インタビューに応じた柏の下平隆宏監督は「本当に残念な結果となった」と悔しさをにじませつつ「全北相手に前回対戦したときは、パワーと高さに押し込められて本当に苦しいゲームだったが、今日のゲームに関してはしっかり支配してチャンスを数多く作れたし、決定的なシュートを何本も打つことができた。ただやはり相手の決定力が高く、我々の決定力がなかったということが全てだと思っている」と試合を振り返った。なお、全北現代のシュート数は10本なのに対して、柏は14本となっている。

そして、チームのキャプテンを務める大谷秀和も「相手が前の選手にタイトに来ることは予測していたが、ボールも前向き取られることが多く、ボールを動かせていてもフィニッシュの所でフリーになりきれない状況を作られていた。勝って最終節と思っていた自分たちにとっては悔しい結果。後半、自分たちがボールを持つ時間もあったなかで、相手のクロス一つで仕留められてしまった」と述べた上で「初戦から小さなミスの積み重ねが、こういう状況を作ったと思うので力不足。ボールへの執着や勝ちへの執着をもっとチームとして出さないといけない」と明かしている。
グループステージでの敗退が決まってしまったものの、まだ天津権健戦を残している柏。18日に行われる最終節で勝利を収め、日本の代表として意地を見せることができるのか。


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