ミランは12日、アステラス・トリポリスからGKアントニオ・ドンナルンマを獲得したことを発表した。契約期間は2021年6月30日までの4年間となっている。
現在27歳のアントニオは、先日契約延長が発表されたジャンルイジ・ドンナルンマの実兄である。弟同様にミランの下部組織出身だが、トップチームデビューすることなく、2010年からピンチェンツァやグッビオへレンタル移籍。その後、2012年夏にジェノアへ完全移籍するも、セリエAに出場したのは1試合となっていた。昨季からは自身初の海外挑戦を決断し、アステラス・トリポリスで公式23試合に出場したが、1年でイタリア復帰が決まった。移籍理由として、弟がミランとの契約を延長する際に、兄の復帰条項が新契約に含まれていたと報じる伊メディアもいくつかある。
そして、伊『PIANETAMILAN』や『SPAZIO MILAN』など複数メディアによると、インタビューに応じたアントニオは「自分のベストを尽くし、自身の存在価値を示さなければならない。個性を持つ必要があるね。ただ、イタリアに戻って来ることは素晴らしいことだし、ミランに復帰できて嬉しいよ。弟と一緒にプレイできることもね」とコメント。7年ぶりに古巣へ復帰した喜びを語っている。