今夏の移籍市場で多くのビッグクラブが関心を寄せており、去就に注目が集まっていたトリノの若きエースは、来季もチームに残留することとなりそうだ。
2016-17にゴールを量産し、大ブレイクを果たしたイタリア代表FWアンドレア・ベロッティ。一時は得点ランクのトップに立つなど得点王争いを繰り広げていたが、惜しくも26ゴールの3位でシーズンを終えていた。
この活躍により、欧州王者レアル・マドリードらもベロッティの獲得に興味を示していたようだが、ネックとなっているのが彼の契約解除金だ。昨年末にトリノと契約延長を行なった際、クラブはベロッティの放出を避けるために、国外クラブのみの適応ではあるが契約解除金を1億ユーロ(約124億円)に設定。安易に手を出せない選手となっていた。
その甲斐もあってか、インタビューに応じたトリノのウルバーノ・カイロ会長は「ベロッティを獲得するために、私に接触してくる人は誰もいないないね。PSGやミラン、マンチェスター・ユナイテッドとの接触も全くないよ。多くのニュース記事が飛び交っているけど、みなさん想像力が豊かですね」とコメント。ベロッティへの一切のオファーがないことを明かした。伊『Gazzetta dello Sport』などが伝えている。
ただ、今季の活躍が本物であることを新シーズンに証明することができれば、1億ユーロをポンと出すクラブが現れるかもしれない。今後の活躍にも期待したい。