「現代はパスが多い。でも昔はロナウジーニョやロビーニョが」 天才アザールが語る”個の力”の重要性

守備陣崩すには個の力が必要

守備陣崩すには個の力が必要

PK獲得するアザール photo/Getty Images

現在リーグ戦で首位を走るチェルシーは、当然相手チームから研究される。守備を固めてくるチームも多く、ゴール前を必死に固める相手を崩さなければならない。そんな状況で大きな助けとなるのが、MFエデン・アザールの存在だ。

アザールはドリブルで局面を打開することができ、パスだけでは崩し切れないところを破壊する個の能力がある。26日のボーンマス戦でもアザールはお得意のドリブルからPKを獲得し、それを自ら蹴り込んでいる。格下のクラブとの対戦においてアザールは重要なピースだ。

英『FourFourTwo』によると、指揮官アントニオ・コンテも「アザールのプレイには驚いていない。だっ て才能があるからね」とコメントしており、アザールがドリブルで1人や2人かわすのは当たり前のようになっている。加えてコンテはアザールがチームプレイの中で才能を活かしていることを評価しており、「ボールを持っている時も持っていない時もファンタスティックだ」とエースの働きを絶賛している。
アザール本人も、1対1の勝負を制することの重要性を口にしている。アザールは、「現代はパスが多いよね。でも昔はロナウジーニョやロビーニョのビデオを見ていたよ。今のベルギーの育成は素晴らしいよ。個の力で局面を打開できる選手を数多く輩出しようとしているんだ」とコメントしており、ベルギー国内ではアザールやナポリのドーリス・メルテンスのように個の力で勝負できる選手が好まれているようだ。

1対1を制する力は試合の流れを大きく左右するもので、それこそが今のベルギーの強さでもある。現代は組織プレイが重視される傾向にあるが、アザールのような選手こそ理想的なモデルなのかもしれない。

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