昨季奇跡のプレミアリーグ制覇を達成したレスター・シティは、日本代表FW岡崎慎司のエネルギーが絶対欠かせないものになっていた。得点数こそ少なかったが、岡崎とジェイミー・バーディの2トップでなければリーグ制覇はなかっただろう。
しかし、米『ESPN』は今夏レスターが獲得したアーメド・ムサの方が重要な選手だと見ている。同メディアはレスターで重要な選手を独自にランキング化しており、それによるとムサは15人中6位、岡崎は11位だった。
同メディアは岡崎が疲れを知らないエンジンを持っていることを評価したが、やはり得点数が物足りない。岡崎の貢献度を考えれば得点数は度外視してもいいとは伝えているものの、岡崎が2桁得点を取ってくれればチームにとって大きなボーナスになると得点部分の改善に期待している。
一方、ムサのことは得点を奪える選手と評価しており、10得点以上奪えば補強は成功と伝えるなどなかなか設定したハードルが高い。ムサの能力ならば2桁得点は奪えるとの考えがあるのだろう。
今のところはムサとバーディのスピードある2枚を前線に並べた2トップで戦う可能性が高いと予想されており、岡崎は3番手からの出発となるかもしれない。岡崎が2桁得点を奪えるほどの勢いを見せればムサを追い越すのは簡単なはずだが、運動量を活かした守備だけでなく得点部分でチームを引っ張れるか。