アーセナルはプレミアリーグで最も豪華なMF陣を揃えるチームだが、負傷者が多すぎるのが毎年の悩みだ。1-2で敗れた21日のWBA戦ではフランシス・コクランとミケル・アルテタが負傷し、ボランチが手薄になってしまった。
特に中盤を引き締めていたコクランが離脱する影響は大きい。アーセナルは1月に守備的MFの補強に動こうとしており、英紙『デイリー・ミラー』はアーセナルが狙う守備的MF5名を紹介した。
1.ルイス・グスタヴォ(ヴォルフスブルク)
ブラジル代表でも中盤で守備に奮闘しているグスタヴォはフィジカルも強く、プレミアリーグに向いている人材だ。派手さはないが、ボール奪取能力はハイレベルだ。
2.ルーカス・ビリア(ラツィオ)
マンチェスター・ユナイテッドらも興味を示すビリアは、泥臭さが持ち味だ。スタミナも豊富で、守備力も高い。充分にコクランの穴を埋められるだろう。ただし、争奪戦は避けられない。
3.ヴィクター・ワニアマ(サウサンプトン)
サウサンプトンでもフィジカルの強さを発揮しているワニアマは、まだ24歳だ。足元の技術も確かで、プレミアリーグの空気を知っているのもプラス材料だ。本人は恩師マウリシオ・ポチェッティーノが率いるトッテナムに移籍したがっていると言われているが……。
4.クリストフ・クラマー(レヴァークーゼン)
クラマーの特徴は中盤で走り続ける運動量にある。ドイツ代表として昨年のワールドカップにも出場しており、タイプ的にはサミ・ケディラと似たようなところがある。24歳という若さも魅力だ。
5.グジェゴジ・クリホヴィアク(セビージャ)
今夏アーセナルが追い続けたMFも候補の1人だ。1対1に強く、実績も充分。理想的な人材だろうが、本人は「イングランドは寒い」と、プレミア移籍には否定的な発言も残している。
この他にも、近年追い続けているスポルティング・リスボンのウィリアム・カルバーリョ、セビージャのエベル・バネガ、ウエストハムのシェイク・クヤテ、エヴァートンのジェームズ・マッカーシー、グレミオのワラスが挙がっている。
どの選手も容易に獲得できるわけではなく、アーセナル以外のビッグクラブからも関心を持たれている逸材ばかりだ。コクランの代役を確保しなければならないアーセナルだが、冬の市場で彼らを釣り上げられるだろうか。