5日、残り2節となったロシアW杯の欧州予選が開催され、グループC、E、Fの各国代表が各地で試合を行なった。
グループCは、全勝で首位のドイツ代表と勝ち点5ポイント差で2位につける北アイルランド代表が対戦。試合は、開始早々の2分にドイツがセバスティアン・ルディの豪快ミドルで先制に成功する。これで勢いに乗ったドイツは21分に追加点を奪うと、86分にダメ押しゴールをゲット。後半アディショナルタイムに北アイルランドが一矢報いるも、3-1でドイツが勝利し、W杯本大会出場を決めた。なお、他会場ではノルウェー代表がサンマリノ代表を8-0で、チェコ代表がアゼルバイジャン代表を2-1で退けるも、最終節を残して3位との勝ち点差が7ポイントあるため、プレイオフ進出の可能性がある2位を北アイルランドが確保している。
グループEは、首位ポーランド代表がロベルト・レヴァンドフスキのハットトリックなどでアルメニア代表を相手に6-1の大勝。きっちりと首位をキープした。そして、勝ち点で並ぶ2位モンテネグロ代表との直接対決を3位デンマークが1-0で制し、2位に浮上。最終節を残すのみとなってしまったが、勝ち点3ポイント差で首位ポーランドを追走する。なお、最終節でポーランドは3位に順位を下げたモンテネグロと、デンマークは4位ルーマニア代表と相見える。
グループFでは、頭一つ抜きん出た首位イングランド代表が3位スロベニア代表をホームへ迎え入れた。なかなか均衡を破ることができずに、スコアレスドローで試合を終えるかと思われたが、ハリー・ケインが後半アディショナルタイムに劇的決勝ゴールを決め、1-0でイングランドが勝利。最終節を残して、本大会行きのチケットを見事勝ち取った。一方、プレイオフ進出の可能性がある2位は大混戦。スコットランド代表がスロバキア代表を1-0で撃破し、勝ち点17ポイントで2位に浮上したが、3チームが3ポイント差以内(スロバキア:15、スロベニア:14)と、最後まで目が離せない。なお、最終節はスロベニアとスコットランドの直接対決があり、スロバキアはマルタ代表をホームへ迎え入れる。
結果は以下の通り
[グループC]
北アイルランド 1-3 ドイツ
サンマリノ 0-8 ノルウェー
アゼルバイジャン 1-2 チェコ
[グループE]
アルメニア 1-6 ポーランド
モンテネグロ 0-1 デンマーク
ルーマニア 3-1 カザフスタン
[グループF]
イングランド 1-0 スロベニア
スコットランド 1-0 スロバキア
マルタ 1-1 リトアニア