レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、世界最高のサッカー選手の一人であるとともに、3人の子を持つパパでもある。そんな彼が「親になる喜び」について語った。
マンチェスター・ユナイテッドやレアルで、チームとしても個人としても数々のタイトルを獲得し、トップスターに登りつめたロナウド。10年以上もサッカー界の最前線を走り続け、気がつけば彼ももう32歳と、キャリアの終盤に差し掛かっている。常に結果を求めるロナウドは、年を重ねてもゴールを取り続けるために「ドリブラー」から「ワンタッチゴーラー」へとプレイスタイルを変貌させる片鱗などが昨季は見て取れたが、現在は色々な感情も芽生えてきているようだ。
英『ESPN』などによると、アスリート本人が書き留めるメディア『THE PLAYERS TRIBUNE』へロナウドは「この8年間、僕はマドリードで信じらないようなことを達成することができた」と綴った一方で、次のような想いも明かしている。
「ただ正直に言うと、キャリアの後半はトロフィーを獲得する喜びとは異なった感情があった。特にここ2年間だね。もしマドリードであらゆるものを勝ち得ていなければ、周りの人々は僕を失敗者扱いしていたかもしれない。これは大きな期待への裏返しでもあり、これが僕の仕事でもある。しかし、父親でいるときは、これらとは異なる特別な感情があるんだ。うまく説明できないけどね。一人のサッカー選手であるだけでなく、父親になったんだなと思ったよ」
そして具体的に、昨シーズンに2連覇を成し遂げたチャンピオンズリーグ・優勝セレモニーの際の出来事を次のように綴った。
「僕は(優勝を)祝うために息子とピッチへ入った。このとき、突然感情が変化したんだ。息子はマルセロの子供と一緒に走り回っていたよ。そして、僕らは一緒にトロフィーを掲げた後、手を繋いでフィールドの周りを歩いた。父親になるまでは理解できなかった喜びがそこにはあったんだ。言葉では表せないようなことが同時に起こり、非常の多くの感情があったよ」
ロナウドもすっかり「良きパパ」のようだ。現在交際中のジョージナ・ロドリゲスさんがすでに妊娠しているとも噂もあるが、子宝に恵まれた「ロナウドパパ」のさらなる活躍に期待したい。