チェルシー、モナコからまたしても主力を強奪へ

モナコの右サイドバックを務めるシディベ photo/Getty Images

ウイングバックの補強に躍起

今夏にDFアントニオ・リュディガー(前ローマ)やMFティムエ・バカヨコ(前モナコ)、及びFWアルバロ・モラタ(前レアル・マドリード)を獲得したチェルシー。各ポジションに実力者を揃えたかに思われた同クラブだが、比較的選手層が薄いウイングバックの補強が実現していないなど、問題を抱えている。

こうした状況のなか、同クラブが現モナコ所属DFジブリル・シディベ(フランス代表)の獲得を検討していると、英『EXPRESS』や伊『transfermarketweb』が伝えている。8日付けの両メディアによると、モナコがサイドバックを本職とするジョルダン・アマヴィ(現アストン・ヴィラ)の獲得に動いていることから、現在モナコで同ポジションを務めるシディベのクラブ内での序列が不透明に。この情報を得たアントニオ・コンテ監督(チェルシー)が同選手をメインターゲットに据えたという見解が示されている。

本職は右サイドバックでありながら、左サイドバックとしても高水準のプレイを披露するシディベ。チェルシーが既にモナコからバカヨコを引き抜いている事実をふまえると、交渉成立に至る可能性は低いと言わざるを得ないが、獲得にこぎ着けることができるだろうか。ウイングバックの補強の成否が、チェルシーの新シーズンの出来を大きく左右すると言っても過言ではないだろう。

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