ヴェンゲルは最近の市場に不満? 「ビッグクラブはどこも同じ選手を獲得しようとする」

アーセナル指揮官のヴェンゲル photo/Getty Images

移籍金が引き上げられる現状嘆く

近年は少しでもブレイクした選手には非常に高額な移籍金がかかり、それが補強を難しくさせてしまっているところがある。DF史上最高額、GK史上最高額などを更新することも珍しくなくなってきており、基準が変わってきている。英『Express』によると、アーセナルを指揮するアーセン・ヴェンゲルも高額すぎる移籍金が補強を難しくさせているところがあると主張している。

ヴェンゲルは近年の市場の動きについて、「私はチームを成長させる方法が2つあると考えている。まず1つはトレーニングからチーム、選手のクオリティを上げること、次にトップレベルの選手を連れてくることだ。だが、トップレベルの選手を獲得するのは難しい。今ではノーマルな選手にも高額なお金が支払われているからね。同様に、ビッグクラブはどこも同じ選手を獲得しようとしていて、大きなインフレが引き起こされるんだ」と語っており、優秀な選手を引き抜くのは難しくなっていると感じているようだ。

たとえば今夏にはモナコFWキリアム・ムバッペが複数のビッグクラブから狙われているが、移籍金は非常に高額だ。ヴェンゲルが語った多くのビッグクラブが同じ選手を狙っているとの言葉も合っているように感じられる。
今夏アーセナルはアレクサンドル・ラカゼット、セアド・コラシナツを獲得しているが、彼らはそこまで争奪戦にはなっていなかった。ヴェンゲルは今後もアクティブに市場で動いていくと意気込んでいるが、金銭力で争うやり方ではなく、他クラブとの争奪戦を上手く避けながら優秀な選手を獲得していく必要がありそうだ。

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