リヴァプールMFヴィルツはまだプレミアで“0ゴール0アシスト” 1億ポンドの価値に見合う前半戦ではない「彼自身がもう成功できると信じていないかのように……」

リヴァプールで難しい時間続くヴィルツ photo/Getty Images

徐々に良い動きは増えているが……

今夏レヴァークーゼンからリヴァプールに加入したMFフロリアン・ヴィルツにとって、今季前半戦は非常に厳しいものとなってしまった。

年内残るゲームは20日のトッテナム戦、27日のウォルバーハンプトン戦の2試合だが、ヴィルツはまだプレミアリーグで0ゴール0アシストが続いている。

徐々に存在感を発揮するシーンは増えており、9日に行われたチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節のインテル戦では微妙な判定ながらPK奪取で勝利に貢献している。

また3日のサンダーランド戦では、ヴィルツのシュートから同点弾が生まれている。記録は惜しくもオウンゴールとなってしまったためヴィルツの得点とはカウントされなかったが、ヴィルツらしいプレイではあった。

とはいえ、リヴァプールはヴィルツ獲得に総額1億1600万ポンドもの移籍金を投じている。その金額から考えれば、今季前半戦の働きは納得のいくものではないだろう。

ドイツ代表でもプレイするヴィルツについてはドイツ国内でも注目を集めており、独『Sport Bild』によればリヴァプールOBでもある解説のディートマー・ハマン氏もヴィルツに苦言を呈している。

「クリスマスが近づいているというのに、彼はまだゴールも決めていない。試合を決める働きもね。プレミアはサッカーのスタイルが異なり、ここまで彼は全くインパクトを残せていない。リヴァプールは1億ユーロ以上をかけてヴィルツを獲得した。それはチームがピンチを迎えた時、1度か2度のプレイで状況を変えられる選手としてだ。それを彼はまだ成し遂げていない。彼のプレイを見ていると、彼自身がもう成功できると信じていないかのように見えることがある」

今季はリヴァプールそのものの調子も上がらず、それもヴィルツが適応に苦労している理由ではあるだろう。移籍金額的にはこうした状況でこそヴィルツの貢献が求められるが、後半戦より巻き返せるか。



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