ウーデゴーでも今のアーセナルでは先発に入れない? エゼ躍動で気になる中盤の争い「ウーデゴーは先発の座が危ないことを受け入れ、この挑戦に立ち向かわないと」

アルテタ体制のアーセナルを引っ張ってきたウーデゴー photo/Getty Images

クラブにとっては歓迎すべきレギュラー争いだ

アーセナルの絶対的リーダーとなり、中盤からチームをリードし続けてきたノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴー。現在は膝の負傷からの復帰を目指してリハビリ中だが、今のチームでウーデゴーの序列はどうなるだろうか。

現在アーセナルはプレミアリーグ首位を快走しており、先日行われたトッテナムとのダービーマッチにも4-1で完勝したばかり。そのゲームでハットトリックの活躍を披露したのが新戦力のMFエベレチ・エゼで、エゼのポジションはウーデゴーと被っている。

英『Football London』は、今のエゼをスタメンから外す必要性はないと指摘していて、ウーデゴーは難しいレギュラー争いに巻き込まれると見ている。

「指揮官のアルテタがウーデゴーを主将に任命してから3年半が経った。しかし現在は、おそらく初めてウーデゴーのスタメン入りが危うい状況になっている。ウーデゴーの復帰は近づいているが、先日のスパーズ戦でエゼがハットトリックを決めたばかり。エゼはウーデゴーのように試合のテンポをコントロールしたり、チームメイトに指示を出すようなタイプではないかもしれないが、試合に特別なアイディアをもたらし、どちらの足でもシュートを打てる攻撃的な選手だ。ダービーでハットトリックを達成したエゼをスタメンから外すというのは、なかなか考えられないことのように思える」

「ウーデゴーはサイドにも回せるが、アルテタは彼を中央の選手と見ている。中盤ではライス、スビメンディも外せない存在であるため、エゼとウーデゴーが同時に先発する可能性は低いだろう。ウーデゴーが今後調子を取り戻したとしても、先発の座を取り返すのは大変だ。エゼは何か違うものをもたらし、チーム全体のレベルを引き上げてくれる選手だからだ。さらにカイ・ハフェルツも復帰へ動いており、ギェケレシュ獲得の影響からハフェルツも中盤に回すことになるかもしれない」

「アーセナルの主将であるウーデゴーは、先発の座が危ないことを受け入れ、この挑戦に立ち向かわなければならない。ウーデゴーの復帰はチームを新たな高みへ導くことになるはずだからだ」

現時点では、復帰しても途中出場からアピールしていくしかないかもしれない。チームにとっては歓迎すべきレギュラー争いであり、それだけ層が厚くなった証拠でもある。複数コンペティションを戦ううえでウーデゴーの力が必要になるのは間違いないが、エゼやハフェルツらとのポジション争いはどうなっていくだろうか。



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