今夏には現役引退も考えていた スコットランド代表でW杯出場の歓喜を味わった“42歳”のベテランGKは「もう1年頑張れと」

W杯出場に頭を抱えて喜ぶゴードン(中央) photo/Getty Images

2004年の代表デビューからついに辿り着いた歓喜の時

18日に行われた2026ワールドカップ欧州予選の最終節でデンマーク代表を4-2で撃破し、逆転でW杯出場を決めたスコットランド代表。

試合後に信じられない思いだと振り返ったのは、このゲームでゴールマウスを守った42歳のGKクレイグ・ゴードンだ。2004年の代表デビューから83キャップを記録してきたベテランGKは、この夏にキャリアを終えようと考えていたというのだ。

そんなゴードンにもう1年戦おうと説得したのが、スコットランド代表監督スティーブ・クラークだ。ゴードンはスコットランド代表の1番手GKで固定されているわけではなく、今回の欧州予選も今月の2試合しかプレイしていない。しかし監督のクラークはゴードンを重要戦力と捉えていたようだ。

『ESPN』によると、ゴードンは1998年大会以来となるW杯出場に感動的だとコメントしている。

「代表で20年以上戦い、ここにたどり着くまで本当に長い時間がかかった。失敗も味わったし、ひどい夜もあった。これほど素晴らしいゲームに出場できる機会は2度とないだろうね。このチームの一員でいられることが信じられない。夏には引退しようかと思っていたんだ。でもクラーク(監督)がもう1年頑張れと言ってくれた。もしかしたら僕が必要になるかもしれないと。デンマーク戦のあの歓喜には、これまで努力を続けてきた全ての価値が詰め込まれていた」

ゴードンはこのまま2026W杯を戦うべきだろう。スタメンに入らなかったとしても、頼れるベテランとしてチームの精神的支柱となってくれるはずだ。



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