予選で“10敗”もしたのにW杯出場の可能性に「奇妙」との指摘も 南米予選7位から大陸間プレイオフへ回るボリビアに厳しい視線

ボリビアは今月日本代表との親善試合を戦った photo/Getty Images

他大陸の予選とは条件が違いすぎるか

2026ワールドカップの各大陸予選も大詰めを迎えたが、最後の大勝負となるのが来年3月に予定されている欧州予選プレイオフ、さらに大陸間プレイオフだ。

大陸間プレイオフに進むチームも出揃い、アジアからはイラク代表、アフリカからはコンゴ民主共和国代表、北中米からはジャマイカ代表とスリナム代表、オセアニアからはニューカレドニア代表、そして南米からはボリビア代表だ。

このうち英『Sportbible』が注目したのが、ボリビアだ。各大陸の予選はレギュレーションが異なるとはいえ、ボリビアは南米予選で実に10敗を喫している。18試合を戦って6勝2分10敗の成績で7位に滑り込み、大陸間プレイオフ進出の権利をもぎ取った。

しかも6勝のうち、5勝は標高4000mにある本拠地エル・アルトスタジアムでのものだ。立派なホームアドバンテージではあるが、かなり極端な戦績であることは確かだ。

同メディアは「奇妙なシナリオにより、10敗もしているチームがW杯出場権を獲得する可能性がある」と伝えているが、1つの負けが重くのしかかる欧州予選などと比較すると、ややアンフェアに思えるところもあるだろうか。

ボリビアは今月に韓国代表、日本代表と親善試合を行い、韓国には0-2、日本には0-3で敗れている。時折テクニックを見せることはあったが、2試合とも無得点と決定力には課題が残る。

大陸間プレイオフは3月にメキシコで行われる予定で、ここではホームアドバンテージは一切通用しない。ボリビアにとって難しいゲームとなるかもしれないが、南米予選10敗からのW杯出場の仰天シナリオは実現するだろうか。



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