VARでチェックすれば、少しの接触でもPKと判定されてしまう? PKのジャッジを見直すべきではとの声も「スローで見れば接触が極端に見える」

映像でチェックする主審 photo/Getty Images

VARと共に審判団の技術向上も必要との考え

今ではサッカー界でも当たり前のものとなったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)。人間の目では判別できないようなオフサイドの有無など、細かいところまでジャッジできるようになり、誤審は明らかに減ったと言える。

しかし独『Sport Bild』は、VARの使い方を見直すべきではないかと主張している。

ドイツ・ブンデスリーガのケルンを指揮するルーカス・クバスニオクは前節のボルシアMG戦に1-3で敗れた直後に「VARは嫌い」との考えを示していたが、同監督が嫌っているのが『接触の有無』をVARでチェックするものだ。

主にペナルティエリアでのPKがあったか、レッドカードに繋がる危険なプレイがあったかをチェックする際に使用されるが、ジャッジが細かくなりすぎるところもある。

同メディアは「クバスニオクはオフサイドのチェックやゴールラインテクノロジーは維持すべきとの考えだが、彼は流れのプレイへの介入にうんざりしているようだ。なぜなら、スローモーションで見れば選手同士の接触が実際の動きより極端に見えてしまうからだ」と伝えていて、ペナルティエリアで少しでも接触があればPKとジャッジされるケースも少なくない。

映像でのチェックも良いが、ジャッジを下す審判団のレベルアップが必要と同メディアは訴えている。このあたりの線引きは難しいが、どこまでの接触をPKとジャッジするのか見直す余地はあるかもしれない。

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