バルセロナは課題の左サイドを補えるか 現地メディアはグリマルドの獲得を推奨

レヴァークーゼンのアレハンドロ・グリマルド photo/Getty Images

今冬の補強はなし

バルセロナは昨季、ハンジ・フリックを迎え入れて支配的な強さを披露して国内タイトルの全てを勝ち取った。しかし今季は失点の多さから守備面の問題が浮き彫りとなり、チーム象徴的な戦術であるハイラインへの疑問視とともに、選手層の薄さから特に左サイドの補強が期待されている状況だ。

現地メディアの『MUNDO DEPORTIVO』は左サイドバックのポジションについて「最も苦しんでいるポジション」として補強案を示している。現在左サイドバックとして先発しているのは22歳のアレハンドロ・バルデだが、右ハムストリング腱の損傷や右足首外側側副靭帯の部分断裂で長期離脱を経験しており、また今季も9月に左のハムストリングを負傷し離脱。決して怪我に強いタイプではないため、バックアップを期待したいところだが、23歳のジェラール・マルティンらはまだ若く、安定した経験値のある選手を探したいところだ。

その中で『MUNDO DEPORTIVO』は30歳のアレハンドロ・グリマルドを推奨。2023‐24シーズンに攻撃的SBとしてアシスト王となり、レヴァークーゼンで無敗優勝に大きく貢献したグリマルドはバルセロナB出身という観点からも完ぺきなフィットとなることが予想される。

かつてはトップチームに上がれなかったことに不満をメディアに漏らして移籍となったが、成熟した現在はスペインへの復帰を希望していることから獲得が期待されている。ただ、財政的な観点から今冬の補強は基本的には無いとジョアン・ラポルタ会長が口にしているため、実現するとしても来夏となることが予想される。今季は若手の活躍と健康を期待したいところだ。

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