リュカ・シュヴァリエを酷評する現地メディアにPSG指揮官が抗議 「そうやって君達はドンナルンマも殺した」

PSGのルイス・エンリケ監督 photo/Getty Images

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今季加入の新守護神

パリ・サンジェルマン(PSG)のリュカ・シュヴァリエが試練の時を迎えている。同選手は今年夏にリールから加入し、ジャンルイジ・ドンナルンマに代わって正ゴールキーパーの座を託されたが、17日(現地時間)に行われたリーグアン第8節ストラスブール戦で3失点を許すなど期待通りのパフォーマンスを発揮しているとは言い難い。

そのため現地のメディアや識者はシュヴァリエに対する批判を日増しに強めていて、例えば現役時代にゴールキーパーとしてフランス代表でも活躍したリオネル・シャルボニエ氏はフランスメディア『RMC Sport』の取材に対して、「シュヴァリエにはPSGでプレイするために必要となるカリスマ性がない。今の仕事は、彼には荷が重すぎる。彼は非常に小さくて、ゴール前に立つとゴールがとても大きく見えてしまう」と語り、ドンナルンマの後継者としては実力不足であると指摘している。

一方、PSGの指揮官であるルイス・エンリケ監督の中でシュヴァリエに対する信頼は全く揺らいでいないようだ。同監督は20日に行われた定例会見の場でシュヴァリエを擁護するとともに、同選手を酷評するメディアに対して強い言葉で抗議した。
「私はリュカ・シュヴァリエにとても満足している。私にとっては彼こそがベストの選択肢だ。彼のパフォーマンスにはとても満足している。彼に対しては、『君の人間性と選手としてのレベルを高く評価している』と言いたい。我々チームスタッフは、彼が今後チームの中で重要な存在になると確信している」

「自分達がドンナルンマのことを何年もの間批判してきたことを君達自身まだ覚えていると思うが、私もそのことについては今でも正確に覚えている。この4年間で君達はドンナルンマのことを疲れ果てさせた。そうやって君達はドンナルンマも殺したんだ」

高まる批判を黙らせるには結果を出すしかない。その意味では21日に予定されているUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのレヴァークーゼン戦は、シュヴァリエにとって非常に重要な一戦となりそうだ。

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