合計“8ゴール”が生まれた壮絶な撃ち合いは川崎Fに軍配! 清水は0-4から怒涛の追い上げを見せるも届かず

川崎はホームで清水と激突(画像はイメージ) photo/Getty Images

前後半で主導権が変わる試合に

18日、2025明治安田J1リーグ第34節が行われ、川崎フロンターレと清水エスパルスが激突した。

開始早々の4分、川崎がいきなり試合を動かす。佐々木からのパスをPA手前で受けた脇坂が右足一閃。頼れるキャプテンがニアをぶち抜くシュートを叩き込み、ホームチームが先制に成功する。

川崎の勢いは止まらず、6分山本のCKのこぼれ球をファンウェルメスケルケン際がシュート。これはうまくミートしなかったが、佐々木がうまくコースを変え、川崎がいきなり2点のリードを奪う試合展開に。

12分試合を動かしたのはまたしても川崎。脇坂と伊藤が華麗な連携で侵入すると、絶好調の伊藤はカットインから右足を振り抜き、ゴール。得意の形からリーグ戦4戦連発弾を記録した。

早い段階で3失点を喫した清水は乾になかなかボールを預けることができない。しかし18分、乾と小塚のパス交換から最後は高橋が抜け出し、GKと一対一の局面を迎えるが、惜しくも枠を捉えきれず。

36分にホームチームがまたしても試合を動かす。左サイドのマルシーニョと脇坂のパス交換から田邉が抜け出すと、最後はエリソンがネットを揺らし、川崎は前半4点目となるゴールを奪った。

防戦一方だった清水は前半ATに反撃の狼煙を上げる。左サイドへの大きな展開から山原がクロス。これはファーに流れてしまうも乾が拾い、折り返しに小塚が合わせゴール。清水が1点を返して前半を折り返すことに。

清水はハーフタイムに3枚替え。カピシャーバと松崎、北川がピッチに入る。一方の川崎はメンバー交代なしで後半を迎える。

後半開始直後に清水に追加点。46分ポケットでボールをうけた松崎の絶妙なスルーパスに抜け出した高橋がネットを揺らす。後半の早い時間で点差を2点に縮める。後半の立ち上がりは積極的に前に出る清水がペースを握る。

流れを変えたい川崎は56分マルシーニョとエリソンを下げ、小林と宮城を投入する。しかし流れは依然として清水ペース。58分松崎がPA内で倒され、清水はPKを獲得。北川がキッカーを務めたが、シュートはGK山口がビッグセーブ。清水は1点差に詰め寄るチャンスを逃してしまう。

この勢いのままゴールを奪いたい清水は67分に矢島を投入する。そんななか、劣勢だった川崎に待望の追加点が生まれる。69分脇坂への縦パスをカットされた後、清水DFにプレスをかけた河原がGKとの一対一を冷静に沈め、貴重な追加点をマークした。

清水は78分よりステファンスを入れ、前への圧力を高めるが、再び3点差にしたことで落ち着きを取り戻した川崎も最後の部分でやらせない。

そんななか、84分清水FW北川がPA内で佐々木に倒される。VARで確認の結果、オンフィールドレビューが入るが、PK判定とはならず。しかし、89分にはステファンスと小林が交錯。再びVARでオンフィールドレビューが入り、今度は清水のPKが認められる。キッカーは再び北川。今度はしっかりと決め切り、清水は再び2点差に詰めよる。

後半ATは8分。清水が勢いのままに攻勢を強めるが、川崎も集中して守りきり、試合は5-3で終了。前後半で主導権を握るチームが変わる壮絶な撃ち合いとなった。

川崎フロンターレ 5-3 清水エスパルス

川崎フロンターレ得点者
脇坂泰斗(4分)、佐々木旭(7分)、伊藤達哉(13分)、エリソン(37分)、河原創(69分)

清水エスパルス得点者
小塚 和季(45+6分)、髙橋利樹(46分)、北川航也(90+2分)


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.310 新生レアル徹底解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:国内サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ