トゥヘル、イングランド代表にはベリンガムが必要と認める 話をするつもりだと明言

ここ4試合は招集外となっているベリンガム Photo/Getty Images

これからメンバーを固める作業に入るイングランド

W杯欧州予選・グループKで、イングランド代表はラトビア代表と対戦。5-0と勝利を収め、全勝・無失点の圧倒的な戦績でいちはやく欧州からの本大会出場を決めた。

今回の招集メンバーで話題となったのは、レアル・マドリードMFジュード・ベリンガムを欠いたことだ。もちろん肩の手術から復帰したばかりだという明確な理由があるが、リーグ戦には出始めており試合に出られないほどではなかった。入れ替わるように招集されるようになったノッティンガム・フォレストのエリオット・アンダーソンが素晴らしい働きを見せたこともあいまって、指揮官トーマス・トゥヘルはベリンガムを外そうとしているのではないかとの憶測も飛び交った。

出場を決めたとはいえ、11月にもセルビア戦、アルバニア戦が待っているイングランド。トゥヘル監督は記者会見で、来月の招集に向けてベリンガムと話をするつもりかと問われると、そうすると明言した。

「そうすると思う。しない理由がないよ。もちろん彼は重要な選手だし、ビッグプレイヤーだ」

「多くの選手たちと話をするつもりだ。キャンプに参加しなかった選手たちも、私からメッセージを受け取るだろう。今ここにいる選手たちは、その成果を実感している。他の選手たちとも連絡を取り合う必要がある」

ベリンガムとトゥヘル監督の仲がこじれているのではとの憶測もあったが、トゥヘルはそれも明確に否定した。

「誰も何も悪いことはしていない。これは罰などではない。彼らにメッセージを送ったり、話したりすると、皆が復帰を熱望していることがわかる。そして、そうあるべきなんだ。私はここにいる選手たちよりも多くの選手たちを信頼しているよ」

「いつも同じ名前ばかり話すが、コナー・ギャラガー、トレヴォ・チャロバー、そしてコール・パルマーは負傷中だ。彼らと組むにふさわしい選手はたくさんいるし、ハングリー精神と強い意志をもってチームに加わろうとしている選手もたくさんいる。そうあるべきなんだ」

本大会出場を決め、これからの試合はメンバーを選考するための意味合いが強くなるイングランド代表。ベリンガムほか才能にあふれた名手たちをどのように活かすか、トゥヘル監督の戦術とマネジメントが試される。


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