2034年W杯から開催時期を変更? FIFA会長が提言 「もし世界中で同じ時期に試合をするのであれば……」

FIFAのインファンティーノ会長 photo/Getty images

「柔軟な考え方を持つ必要がある」

国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、今後のワールドカップの開催時期を変更する可能性を示唆した。

ワールドカップは従来6月から7月にかけて行われる。カタールで開催された2022年大会では、気候の問題で異例となる11月から12月にかけての冬季開催となった。来年の北中米大会から従来の夏季開催へと戻り、次の2030年大会も夏に開催される予定だ。

ところが、2034年大会はサウジアラビアで開催されることから再び冬季開催の可能性が浮上。このように今後も更なる国や地域での開催を考慮し、インファンティーノ会長はワールドカップの開催時期を変更を提言。2034年大会以降のスケジュール変更が必要になる可能性があると語った。

「もし世界中で同じ時期に試合をするのであれば、3月か10月に試合をすればいい。12月や7月だと、特定の地域で試合ができないからだ」

「実際、サッカーをするのに最適な月である6月は、ヨーロッパではあまりプレイされていない。カレンダーを最適にする方法はあるかもしれないが、それはまだ議論しているところであり、今後どんな結論が出るか見てみようと思う。我々はただ、柔軟な考え方を持つ必要がある」

気候的に考えれば、ほとんどの地域で適温となる3月、10月での開催は悪くないだろう。ただ各国のサッカーリーグの状況も考慮すればなかなか難しい問題であり、仮に実現するのであれば大々的なスケジュール変更が断行されなければならない。あくまでも議論中とのことだが果たしてどうなるのだろうか。

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