エースの不振はリヴァプールにとって大きな懸念か 調子上がらぬサラーに英メディアは厳しい視線 「昨年のようにチームを勝利に導けていない」

今季は苦戦気味のサラー photo/Getty Images

今季は公式戦10試合で3ゴール3アシスト

プレミアリーグ第7節のチェルシー戦で敗れたリヴァプールは現在公式戦3連敗と思わぬ苦戦を強いられている。

新戦力が多く、まだ連携面での不安があることも影響しているかもしれないが、昨シーズンに比べて大きくパフォーマンスを落としている主力選手の存在が今のリヴァプールでは指摘されている。ディフェンスラインの要であるイブラヒマ・コナテはその1人だが、もう1人ここまでのパフォーマンスが心配されている選手がいる。モハメド・サラーだ。

リヴァプールの絶対的エースとして君臨するサラーは、昨シーズン公式戦52試合で34ゴール23アシストを記録。プレミアリーグだけでも38試合で29ゴール18アシストと圧巻の数字を残したが、今シーズンはここまで公式戦10試合で3ゴール3アシスト。決して悪い数字ではないが、求められる基準が高いこともあり、物足りないと考えられている。

チェルシー戦の後、英『Daily Mail』のルイス・スティール記者はリヴァプールを酷評。さらに調子が上がらないサラーについても厳しい視線を向けている。

「モハメド・サラーは昨年52試合で57もの得点関与を記録したが、今回それを上回ることは決してないだろう。特にエジプト代表が12月中旬にアフリカネイションズカップに遠征することを考えればなおさらだ。(リヴァプールにとってはそれ自体が心配事だ)」

「3ゴール3アシストという数字は決して悲惨な数字ではない。しかし、サラーは高い基準を誇っているにもかかわらず、昨年のようにチームを勝利に導けていない。特に、他の攻撃陣がそれほど安定していない状況ではこれは大きな懸念事項だ」

確かにフロリアン・ヴィルツやアレクサンデル・イサク、ウーゴ・エキティケなど今シーズンのリヴァプールの攻撃陣には新加入選手が多い。サラーも連携面でのやりづらさを感じているのかもしれないが、同記者はエースであるサラーにはチームを勝利に導く決定的な仕事をしてほしいと期待を寄せている。

エースの不振はリヴァプールにとって大きな懸念事項の一つだが、サラーは昨シーズンのような圧倒的なパフォーマンスを取り戻せるか。


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