首位追う上位対決は広島が“劇的逆転勝利“、逆転優勝に望み繋ぐ! 先制許すも終盤に韓国代表DFキム・ジュソンが同点弾、後半ATにはトルガイ・アルスランがPKを沈めて町田を撃破

広島が町田に劇的逆転勝利(画像はイメージ) photo/Getty Images

勝ち点3が欲しい試合だった

2025明治安田J1リーグ第33節でサンフレッチェ広島対FC町田ゼルビアがエディオンピースウイング広島で激突した。

昨シーズンも優勝争いを繰り広げた両者は今シーズンもタイトル圏内に位置しており、32節終了時点では勝ち点は「55」で同じ。得失点の差で5位が町田、6位が広島という順位になっていた。首位鹿島アントラーズとの勝ち点差は「9」となっており、これ以上離されないためにも勝ち点3が必要な試合に。

両者にとって大一番となったこの試合は序盤からホームの広島が積極的にゴールに迫るも、GK谷晃生のビッグセーブもあり、得点は奪えず。前半はスコアレスドローで折り返す形に。

後半開始早々試合が動く。49分、前寛之からのパスを受けた相馬勇紀が縦に突破して左足一閃。日本代表にも名を連ねる町田のエースが大一番で貴重な先制ゴールをマークした。

1点を追いかけるホームの広島は62分にトルガイ・アルスランら3枚替えを行い、同点ゴールを狙いにいくも、なかなかネットを揺らせない。ブロックを敷く町田とボールを保持しながら攻める広島という構図が終盤続くなか、87分に広島に待望の得点が生まれる。

菅大輝のCKから韓国代表DFキム・ジュソンが強烈なヘディングを叩き込み、試合を振り出しに戻す大きな同点ゴールをマークした。

優勝争いに向けて勝ち点3が必要な両チームは終盤もうひとつギアを上げると、90+3分に広島はPKを獲得。これをトルガイ・アルスランが冷静に決め、広島が劇的逆転ゴールをマーク。試合終盤でホームの広島がひっくり返し、2-1の逆転勝利を飾った。

次節は代表ウィークを挟んで広島はホームでFC東京、町田はホームでアビスパ福岡との試合を控えている。

J1も残り5試合と佳境を迎えている。三つ巴となった昨シーズンより激しい優勝争いが予想されるが、栄冠を勝ち取るのはどのチームか。


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