「エデルソンと同じことをやらせるために獲得したわけではない」 ペップが語るドンナルンマ獲得の理由

マンチェスター・シティに移籍したドンナルンマ photo/Getty Images

CL優勝経験者を獲得した

マンチェスター・シティの夏の移籍市場での目玉となったイタリア代表のジャンルイジ・ドンナルンマ。昨季のCL優勝チームの守護神で、GKとしては26歳とまだまだ若い選手だ。

そんなドンナルンマだが、前任であるエデルソン・モラレスとは異なる強みを持っている。それがシュートストップだ

一方でエデルソンの強みであった足元の技術についてはそれほど高い評価を得ておらず、前所属のPSGのルイス・エンリケ監督は異なるプロフィールを持つGKを求めて、リールからリュカ・シュヴァリエを獲得している。

足元ではなくシュートストップを強みとするGKをペップ・グアルディオラ監督が指揮するシティが獲得したということもあって、大きな話題となった。昨季までのシティは積極的に後方から繋ぐチームだったからだ。

マンチェスターダービー前の記者会見に出席したペップ監督はエデルソンと異なる強みを持つドンナルンマの起用法について『Manchester Evening News』で言及している。

「私は常に選手たちの質に適応するよう務めている。ジジ(ドンナルンマ)に彼がやりたくないことを強制するつもりはない」

「エデルソンは私がこれまで見てきた中で、最高のディフェンス力を持つ選手だった。ジジをエデルソンと同じことをやらせるために獲得したわけではない。ジジには別の才能がある」

「彼は本当に背が高くて、体も大きい。僕が求めているのはシュートをセーブし、チームに自信を与え、個性と存在感、そして最高の舞台で活躍してくれるGKだけだ」

今季から守備時ではハイラインを採用しているシティ。上手くいっている場合もあるが、相手をオフサイドにかけられず後方の広大なスペースを使われる場面は今季すでに散見されており、そういった場面ではシュートストップがより必要になるとペップ監督は考えたのかもしれない。

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