“人口52万人”が夢見てきたW杯に王手 アフリカ予選でカメルーンを抑えて首位に立つカーボベルデの大躍進

カーボベルデ代表はグループDの首位を走る photo/Getty Images

カメルーンとの直接対決に勝利

2026ワールドカップ・アフリカ予選もいよいよ終盤戦。今月は各グループで上位決戦が行われたが、中でも大きな盛り上がりを見せたのがグループDの首位決戦となったカーボベルデVSカメルーンだ。

アフリカ強豪国の1つであり、ワールドカップに8回出場しているカメルーンに対し、カーボベルデは出場経験がない。カーボベルデ、カメルーン、リビア、アンゴラ、モーリシャス、エスワティニで構成されるグループDはカメルーンがリードするかと思われたが、その予想は外れた。

試合前の段階でカーボベルデが勝ち点16で首位、2位カメルーンは同15となっていたが、9日に行われた直接対決でホームのカーボベルデが1-0で勝利。これでカーボベルデはカメルーンに4ポイント差をつけることになり、予選は残り2試合だ。

アフリカ予選は各グループ1位だけがワールドカップにストレートインすることができ、2位のうち成績上位4カ国がプレイオフへ回るレギュレーションだ。出場枠が9.5に拡大したとはいえ、相変わらずアフリカ予選は厳しい。

カーボベルデの残り2試合はリビア、そしてグループ最下位エスワティニとの対戦で、1勝さえすれば出場権を手にできる。

同国の人口は約52万人。英『GIVE ME FOOTBALL』はカーボベルデが出場権を手にすれば、人口40万人のアイスランドに次いで2番目に人口の少ないワールドカップ出場国になると注目している。

現在カーボベルデのFIFAランクは73位で、カメルーンは51位。カメルーンの順位も決して高いとは言えないが、このグループをカーボベルデがリードすることになるとは少々サプライズだったか。悲願の瞬間へカーボベルデは王手だ。





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