レアル・マドリードが2年連続でバロンドール授賞式をボイコットか 複数の現地メディアが可能性を指摘

昨年は受賞を逃したヴィニシウス photo/Getty Images

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今年も複数の選手が候補者に

フランスのサッカー雑誌『France Football』が主催し、世界各国のスポーツジャーナリストの投票で選出されるバロンドールは、サッカー界最高の栄誉とされ、これまでヨハン・クライフやジネディーヌ・ジダン、リオネル・メッシなど錚々たる顔ぶれが受賞してきた。今年も9月22日(現地時間)にパリで授賞式が予定されていて、既に選考対象の候補者のノミネートも完了している。

しかし、ここへ来て『Mundo Deportivo』など複数のスペインメディアは、レアル・マドリードが昨年同様に授賞式をボイコットする可能性があると報じている。

レアルは昨年UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とラ・リーガを制し、この2冠達成の原動力となったヴィニシウス・ジュニオールのバロンドール受賞は確実と見られていた。
しかし実際の記者投票ではマンチェスター・シティのロドリゴ・エルナンデスが選ばれ、ヴィニシウスはまさかの落選。この結果に納得の行かないレアルのフロレンティーノ・ペレス会長は授賞式のボイコットを決断し、クラブ関係者を授賞式に出席させないという異例の措置を取った。

今年はヴィニシウスの他にキリアン・ムバッペとジュード・ベリンガムも候補者としてノミネートされているが、レアルはクラブの公式サイトでこのことについて一切触れておらず、このバロンドールに対する無関心な態度を『Mundo Deportivo』は2年連続ボイコットを疑う根拠の一つとして挙げている。

スペインメディア『Marca』によれば、昨年の授賞式後に主催者である『France Football』は使節団をマドリードに派遣し、選考の経緯を説明するなどしてレアルと関係改善を図っていたという。

今年もボイコットとなれば両者の関係はもはや修復不可能な状態になってしまう可能性もあるが、果たしてペレス会長はじめレアル首脳陣はどのような決断を下すのだろうか。

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