エデルソンとは異なるプロフィールも? ペップ・シティがシュートストップに秀でたドンナルンマを獲得したわけ

マンチェスター・シティに加入したドンナルンマ photo/Getty Images

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経験豊富な26歳がマンチェスターにやってきた

マンチェスター・シティがパリ・サンジェルマンからGKジャンルイジ・ドンナルンマを獲得したと発表した。

ドンナルンマは196cmの長身GKで、26歳という若さながら、すでにクラブと代表で486試合の出場経験を誇る。

シティの昨季までのGK陣はエデルソン・モラレス、シュテファン・オルテガ、スコット・カーソンの3人で、全員が30代だった。しかし、カーソンが退団し、22歳のジェイムズ・トラフォードが加入。そしてエデルソンの退団を受けて、26歳のドンナルンマがやってきた。シティのGK陣は確実に若返っている。
ただ、気になるのは新加入GK2人のプロフィールだ。どちらもシュートストップを強みとしており、これまでシティで長きにわたって守護神の座を譲らなかったエデルソンとは異なるものである。

エデルソンのシティ加入は2017年、ペップ・グアルディオラ監督のシティ2年目であり、ペップ監督は加入当時のGKであるジョー・ハートを自らのスタイルに合わないと語り、その後クラウディオ・ブラボ、ウィリー・カバジェロを経てエデルソンが正守護神となった。

彼は足元のスキルが長けており、パスの精度も高い。視野が広く、一気に前線までボールを届けることができる。

『The Athletic』はシティのドンナルンマ獲得について、ペップ監督の思考の変化が理由だと主張している。

スペイン人指揮官はシティをよりダイレクトなプレースタイルへ移行させたいと考えており、そこではこれまでのような足元の技術ではなく、シュートストップが重要であるとの考えに至ったという。

実際にシティ内部ではドンナルンマの足元の技術についてエデルソンよりも劣っていることを十分に認識しており、それでもシュートストップが優れていることからドンナルンマの獲得に踏み切ったようだ。

実際に昨季、そして今季は守備の脆弱性がたびたび指摘されており、直近のブライトン戦では後半に2ゴールを許して逆転負けを喫している。

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