偽9番のトレンドは終焉? PLビッグクラブの新加入CFはビッグマン揃い

アーセナルのギェケレシュ photo/Getty Images

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高さのあるCFが揃う

25-26シーズンの欧州主要リーグの夏の移籍市場が閉幕した。

その中で注目を集めたのはビッグクラブのストライカー補強だろう。プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッドがベンヤミン・シェシュコ、アーセナルがヴィクトル・ギェケレシュ、チェルシーがリアム・デラップ、リヴァプールがアレクサンデル・イサクとウーゴ・エキティケ、ニューカッスルがニック・ヴォルテマーデとヨアネ・ウィッサを獲得している。

『THE Sun』では今夏の各クラブのCF補強について、トレンドとなっていた偽9番が終焉を迎えることを期待したいと主張している。
偽9番とはCFのポジションに本職の9番ではなく、別のポジションを主戦場とする選手を置く戦術だ。近年であればアーリング・ハーランド獲得前のマンチェスター・シティが偽9番を基本戦術として、タイトルを獲得している。

その後、偽9番は多くのクラブで用いられ、深く浸透していった。ギェケレシュ獲得前のアーセナルがその最たる例だ。

ただ、前述したようなビッグクラブのCF補強を見ると、そのトレンドは終わりを迎えているのかもしれない。

前述した7人のCFのうち、偽9番としての活躍が期待できるのはヴォルテマーデのみであり、あとの6人はサイズと強さ、そして速さを生かしたストライカーたちだ。ヴォルテマーデも198cmの長身の持ち主であり、少し下がってのゲームメイクだけでなく、前線で高さを生かしたプレイもできる。

そもそもこのトレンドを作り出した張本人であるペップ・グアルディオラ監督は22-23シーズン以降、基本的には偽9番戦術を使用していない。高さのあるアーリング・ハーランドを起用しており、獲得初年度にはリーグ戦含めた3冠を達成している。

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