レアル・マドリードとヴィニシウスとの契約延長交渉が一時中断に 年俸の増額幅をめぐって大きな隔たり

レアル・マドリードのヴィニシウス photo/Getty Images

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現在の契約は2027年6月末まで

レアル・マドリードとヴィニシウス・ジュニオールとの間で行われていた契約延長に関する交渉が一時的に中断しているとスペイン紙『Mundo Deportivo』が伝えている。

現在のヴィニシウスの契約は2027年6月末までで、契約満了まではまだ2年ほど残っている。しかし、レアル首脳陣は早期に同選手と新たな契約を結ぶために以前から交渉を重ねてきた。

『Mundo Deportivo』によれば、交渉が難航している理由は年俸の増加幅にあるようだ。ヴィニシウスの現在の年俸は1000万ユーロ(約17億2000万円)だが、同選手はこの3倍にあたる3000万ユーロ(約51億7000万円)と成績に応じた追加ボーナスを要求しているという。
レアルの首脳陣も年俸の増額自体に異論はないものの、ヴィニシウスの要求額が彼らの想定以上のものであることから妥協点を見出すことができず、交渉を一旦やめることにしたとも同紙は伝えている。

もっとも、レアルの首脳陣が交渉を一時中断した背景には別の事情もあるようだ。スペイン紙『Sport』によれば、レアルの内部では守備に難があるヴィニシウスとキリアン・ムバッペの同時起用について否定的な意見が多くなりつつあり、最終的にどちらかを放出しなければならない事態も想定され始めているという。

そのため、シャビ・アロンソ監督は両選手と面談を行って守備面での貢献を要求する方針を既に表明していることから、ヴィニシウスとの契約延長はこの面談後の様子を見極めてからでも遅くないというのが幹部達の考えのようだ。

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