ポテンシャル的には“イングランドのバラック”にもなれた? 代表で10キャップに留まる大型MFの寂しき現状

ミランでプレイするロフタス・チーク photo/Getty Images

大型MFとして魅力たっぷりだが……

負傷さえなければ、今でもイングランド代表の主力としてプレイ出来ていただろうか。

元イングランド代表監督でもあるグレン・ホドル氏が「イングランドのミヒャエル・バラック」と評したのが、ミランに所属する大型MFルーベン・ロフタス・チークだ。

チェルシーのアカデミーで育ったロフタス・チークは若い頃より特別な才能と期待され、トップチームでポジションを掴んだ時期もあった。しかし怪我に悩まされてきたところがあり、なかなかプレイが安定しなかった。

2023年からはミランでプレイしているが、2024-25シーズンも筋肉系のトラブルでシーズンの大半を欠場している。イングランド代表でも10試合のプレイに留まっていて、ポテンシャルを考えればもったいないキャリアだ。

かつてはホドル氏も『BT Sport』にて、ロフタス・チークの才能を次のように評していた。

「彼はフィジカル、プレイスタイル的にバラックを思い出させるね。ペナルティエリアに侵入する力もあり、ボールのないところでの動きも速い。チャンスが得られるかは分からないが、FWの背後でプレイするのが上手い」

しかし現状はイングランドのバラックになりきれていない。まだ29歳と中堅世代であり、新シーズンにインパクトを残せれば2026ワールドカップでのイングランド代表入りも不可能というわけではないだろう。しかし、厳しい立ち位置にあるのは確かだ。

まずは怪我なくシーズンを戦い抜く必要があるが、新シーズンこそはポテンシャルをフルに発揮できるか。

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