就任1年目でリーグ優勝を成し遂げたスロットリヴァプール 前監督クロップが現監督とチームについて本音を明かす「正直に言うと……」

ユルゲン・クロップ photo/Getty Images

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就任1年目の成績にクロップは何を思ったのか

23−24シーズンまでリヴァプールを率い、現在はレッドブルグループのグローバル部門で責任者を務めるユルゲン・クロップ氏が、昨シーズン同チームをリーグ優勝に導いたアルネ・スロット監督と彼が率いるリヴァプールついて語っている。

昨シーズンにスロット監督が新たに就任したリヴァプールはリーグで圧倒的な強さを見せ、19−20シーズン以来となる5シーズンぶりの優勝に輝いた。8年半も率いたクロップの後任ということもあり、補強もさほど行わなかったことから、リーグ開幕までは優勝大本命とは思わなかった人もいたのではないだろうか。しかしこのオランダ人指揮官はその前評判を覆し、今いるその戦力を上手く活躍させリーグ優勝に導いた。タイトルはリーグ戦だけだが、CLではラウンド16で優勝したPSG相手に接戦を繰り広げ、カラバオカップでは準優勝という結果に終わるなど、就任初年度にしては上出来の結果を残した。

就任1年目でまずまずの結果を残したスロットについて、そして今のリヴァプールについてクロップ氏はドイツ紙『Welt』で心境を吐露。「正直に言うと、彼の下でこんなに順調に進み始めた時、私は一人の人間として、このような状況が幸せなのかと自問自答したことがある。それは本当に良く、幸せなことだ」
「選手たちとは今でも連絡を取り合っている。選手の中には時々手紙をくれたり、休暇中の写真を送ってくれる人もいる。オーナーたちも良い友人になった。私もアルネに時々手紙を書いているが、実際に会ったのは一度だけだ。彼はその時の私の心遣いに喜んでくれた」

「最近、LFC財団のアンバサダーとしてリヴァプールに戻り皆に再会できて嬉しかった。そして自分がもうここにいる必要がないと分かった時は嬉しかった。リヴァプールでの時間は素晴らしかったが、もう終わりなんだ。色とりどりの思い出の花束のようで、その99パーセントは良い思い出だよ」

クロップはスロット体制1年目の結果、そして今のチームをみて心配することはないと感じたようだ。

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