アーセナル新加入MFの戦術眼はチェス仕込み? 大会優勝歴あり スビメンディ「どちらも中盤が重要だ」

アーセナル加入が決まったスビメンディ Photo/Getty Images

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12歳以下の大会でチャンピオンに

アーセナルはレアル・ソシエダからスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得を発表した。詳細は明かされていないが、おそらく5年の長期契約であろうと伝えられている。移籍金は5100万〜6000万ポンドほどとされる。背番号は「36」に決定した。

アーセナルは「さあ音楽を奏でよう」というメッセージとともに、スビメンディの加入動画を発表した。英ジャズバンド、エズラ・コレクティヴのドラマーであり、グーナーでもあるフェミ・コレオソが叩くリズムに乗せてアーセナルのシャツを着たスビメンディがカットアップされるという仕上がりになっているが、これはスビメンディのプレイスタイルを表現しているとみて間違いない。

スビメンディはアンカーとしてボールを奪い取るだけでなく、そこからゲームを組み立て、チームにリズムを生み出すことができる選手。いわゆるスペインの“ピボーテ”タイプである。スペインでは伝統的にアンカーの選手がゲームメイカーでもあるという認識があり、中盤の底からの組み立ての力にクラブも大いに期待を寄せているのだろう。
また、『THE Sun』は、スビメンディが実はチェスの達人であることを紹介している。スビメンディは2001年に、地元のギプスコア県で行われた12歳以下のチェス選手権でライバルを圧倒し優勝したことがあるのだという。サッカーもチェスも、鋭い戦術眼が問われる競技ということでは共通している。スビメンディはこれについて以下のように語っている。

「サッカーはすべてをコントロールすることが求められるスポーツ。どちらのスポーツでも、中盤はプレイスタイルを決定づける重要な要素なんだ」

新たな司令塔を手にしたアーセナル。チェス仕込みの戦術眼はプレミアリーグでも発揮されるだろうか、期待したい。




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