「数年前、売却されるとは誰も想像できなかっただろう」 “マンチェスター2人の10番”は今夏の退団濃厚、約79億円で獲得可能も移籍実現は困難な道のりか

共に10番を背負うラッシュフォードとグリーリッシュ photo/Getty Images

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移籍先は見つかるか

マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティ、ライバル関係でも知られる両クラブだが、今夏揃って背番号10をつける選手の退団が予想されている。ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードとシティのジャック・グリーリッシュだ。

英『Manchester Evening News』はこの件に注目しており、「数年前、ラッシュフォードとグリーリッシュが売却されるとは誰も想像できなかっただろう」と報じ、両者ともに好調だった22-23シーズンからのパフォーマンスの低下について触れた。

ラッシュフォードは22-23シーズン公式戦56試合で30ゴール12アシストという圧巻の数字を残した。カラバオカップ優勝、FAカップ準優勝、リーグ戦3位に終わったユナイテッドに欠かせない役割を担い、これぞ10番という活躍を見せた。
一方のグリーリッシュも22-23シーズンは圧巻だった。苦戦した1年目を経て迎えた2年目は公式戦50試合で5ゴール11アシストを記録し、CL制覇を含む三冠達成になくてはならない仕事ぶりを見せた。

しかし、そこから2シーズン2人の10番は調子を落としている。ラッシュフォードはアカデミーから在籍しているクラブで居場所をなくし、24-25シーズンの途中にはアストン・ヴィラへレンタル移籍。そこで活躍し、イングランド代表復帰も果たしたが、現在はユナイテッドに戻っており、10番も新加入のマテウス・クーニャに引き継がれることに。また同選手はユナイテッドに退団の意思を伝え、今夏の移籍は決定的だと考えられている。

一方のグリーリッシュはここ2シーズン度重なる怪我に悩まされた。そのためジェレミー・ドクにポジションを奪われる形となり、出場機会は徐々に減少。ついに今夏のクラブW杯ではメンバー外となり、現在はペップ・グアルディオラの構想外だと考えられている。

両者ともに今夏の移籍は濃厚で、同メディアによると、4000万ポンド(約79億円)で移籍が実現する可能性があるという。しかし、同メディアは2人の移籍は簡単ではないと考えている。その理由はそれぞれが高給取りなこともあるが、売却したい両クラブ間による「移籍合戦」になると綴っており、自チームの選手を売るために邪魔しあう可能性があるとのこと。

今夏新天地を探す必要があるラッシュフォードとグリーリッシュだが、無事に移籍先を見つけることはできるだろうか。

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